Remembering Vocabulary

語彙力の強化はどんな語学にも必須。
語彙→暗記というイメージが強いですが、もっと楽に、効果的に学ぶ方法もあります!
まずは従来の日本式詰め込み教育の問題点を整理してみましょう。
つまらない
ボキャブラリーを学ぶ上で最大の問題といえます。
本やフラッシュカードを延々と眺め、音読や書き取りをし、反復する。
実際この「つまらなさ」を完璧に消すことは不可能かもしれませんが、少しでも楽しいほうが継続性も上がりますよね。
すぐ忘れてしまう
ボキャブラリーを学んでも、脳の中に長時間留めておいたり、必要な時に思い出すのはやっぱり難しい。
よく脳の「長期記憶」で覚えれば長期間忘れないと言われますが、特に詰め込み型の学習では脳が単語を「長期間」必要なものとみなすことは少ないです。
では、どうすればいいのでしょう??
想像を使う
日本では2色刷りの本に赤い下敷きを重たり、フラッシュカードを使う方法がボキャブラリー勉強の王道です。
また単語を発音する、書き写すという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、人間には想像という武器があります。
例えば、”isolate” という単語を覚える時、「孤立させる」という日本語の意味を詰め込むのでは効果的な学習とは言えません。
代わりに島流しされたナポレオンを連想するなど、単なる「暗記ゲーム」からの脱却は楽しさと身につきやすさの両立に繋がります。
使い方も一緒に覚える
単語自体を覚えられても、適切に使えなければ意味がありません。
例えば、”clean” と”clarify”いう単語はどちらも「綺麗にする」という意味です。
しかしcleanは主に汚れを取る要件に使われ、clarifyは純度を上げるというニュアンスを持ちます。

Clean

Clear
両者を同じ文に当てはめると、
I want to clean up my mind. → 思考をまっさらにしたい
I want to clarify my mind. → 思考を明確にしたい
と意味が変わります。
また、熟語的な使い方も重要です。
He got an opportunity to be the leader. → 彼はリーダーになる機会を得た。(実際になるかは分からない)
He took the opportunity to be the leader. → 彼はリーダーになる機会を捕らえた。(実際にリーダーになった)
Get と Take という似た動詞ですが、間違えると意味やニュアンスが大きく変わってしまうことがあります。
このように単語の使い方を覚えることで、本当に英語力を上げることができます。
日常で使う
脳に「必要だ」と思わせるには、普段の生活でボキャブラリーを使うことも有効。
独り言や脳内で思考するときに英単語を挟めば、効果が現れます。
例えば、”crucial” (重要な)という単語。
「味噌汁にネギはcrucialだなー」
と言ってみたり(周囲の反応は予測できませんが…)、実用することで更に英語になれていきましょう!
いかがでしょうか。
ぜひ試してみてください!!